OPP袋はリサイクル可能な環境に優しいプラスチック製品です!

砂浜に放棄されたゴミ

最近、海洋ゴミ、プラスチックごみ問題が取り上げられ、一部では、プラスチック製品が悪の象徴のように思われるような報道や、ネット上の書き込みがあります。

しかし、OPP袋のワークアップとしまして、OPP袋は環境に優しいリサイクル、循環可能なプラスチック製品であることを宣言させて頂きます。

しかし文章で書くだけでは、何の説得力もございませんので、リサイクル現場を直接取材させて頂きました。

種類ごとに保管されたゴミ

ここは関西にある、化成品専門のリサイクル工場です。いろんなプラ製品が、製品の種類ごとにフレコンバッグに入れて、保管されています。

山積みされたプラスチックのパレット
こういうプラスチックのパレット(通称プラパレ)も山積みされているのですが、これは運搬のために置いてあるのではなく、溶解するための原料として置いてあります。

つまりプラパレも、捨てればゴミですが、分ければ資源という事になります。
捨てればゴミ、分ければ資源
使えなくなったOPP袋の塊

ここにあるのは、OPP袋の塊です。
サイズを間違えたり、穴が開いたり、いろんな理由で使えなくなったOPP袋たちです。

矢印 断裁 断裁機で細かく断裁したOPP袋たち

こうして断裁機で細かく断裁したものがこちらになります。
小さくなったので、手でもつかみやすいです。

矢印 溶解炉へ

それを少しずつ溶解炉の口に入れていきます。これも手作業です。

矢印

溶解炉では熱が加えられ、溶けます。溶かされたOPPフィルムは、このような“ところてん”のような状態になって排出されます。
そして、大変熱いので、すぐに水につけて冷却されます。

冷却1 冷却2

こんな感じで、じっくり水冷式で冷やされます。

砕かれてペレット状(粒状)になった様子。
そして、水冷式で冷やされると、硬い棒になりますので、それを機械で一気に砕いて、ペレット状(粒状)に仕上げます。
そしてフィルターを通過して合格したものだけが、排出されてきます。
そしてフィルターを通過して合格したものだけが、排出されてきます。
矢印 完成したペレット

これが完成したペレットになります。
これを再生原料として利用することで、様々な製品が生まれます。

例えば、黒いプラスチックハンガーには、この再生原料が使われています。 このプラスチックパレットは、再び溶かして再利用されます。

そして、冒頭にも書きましたが、このプラスチックパレットは、割れたり、老朽化すれば、再び溶かして、ペレット状にされ、プラスチックパレットとなるのです。

つまり、OPP袋は、正しく分別すれば、永遠に循環し続けることになります。

今の世の中はプラスチックごみが目立つため、プラスチックを目の敵にする方もおられますが、正しく分別して、循環させれば、このように半永久的に使いまわすことが可能です。

悪いのは、プラスチックではなく、
プラスチックをゴミとして、海に投棄する人間なのです。

こういった現状をご理解頂き、正しくOPP袋をご利用頂ければ、弊社として望外の幸せです。今後ともOPP袋のワークアップを宜しくお願い 致します。

2019年4月3日
ワークアップ株式会社
代表取締役 遠藤周一