CPP 袋(シーピーピー袋)とは?

CPP袋とは、無延伸ポリプロピレン(Cast Polypropylene)の略称です。 分かりやすく言うと、ポリプロピレンから作られた、ツルツルで、ヌルっとした触感の透明袋です。

無色透明で引っ張り強度があることから、 強度が必要な商品の包装や、重量のあるDM(ダイレクトメール)の発送用の袋として使われております。

破れにくいCPP袋

一方で透明度が高くパリッとした質感の透明袋はOPP袋と言います。 これは花屋さんで使われるラッピングや、ケーキのフィルムにも使われている製品です。

  • OPP袋
  • OPP(オーピーピー) OPPはサイド部分の引き裂きには弱いです。

同じポリプロピレンから製造されていますが、透明度を重視するか、 引っ張り強度を重視するのかで、選び方が変わってきます。

透明度重視のOPP袋 強度重視のCPP袋

またご注意して頂きたい事項として、OPP袋(Oriented Polypropylene)とCPP袋は 頭文字の"C"と"O"が非常に似ているため、非常に紛らわしいので注意が必要です。

OPP(オーピーピー)と CPP(シーピーピー)

袋の専門業者であっても、間違うことがたまにあります。 この業界にいる人に聞くと、一度ぐらいは誤発注などの苦い経験があるというのは良く聞きます。

このため、弊社では、原材料の手配等においては、CPP袋(シーピーピー袋)とカタカナで補記を入れる事を社内ルールとしております。

最後に留意点ですが、CPP袋の特徴として、破れにくいのですが、 マイナス気温等になると、衝撃に弱くなるという点です。 例えば、冬に北海道にお送りになる重たいDM(ダイレクトメール)が衝撃で破損してしまったという 事例はたまにお伺いすることがあります。

誰でもわかる!OPPとCPPの違い

名前も見た目も、一見わかりづらい『OPP袋』と『CPP袋』2つの透明袋の素材。
特徴や、2つの違いを分かりやすくご紹介します♪

OPP袋とCPP袋の違い

■ OPP(オーピーピー)袋って?

OPP袋

パリパリとしており、透明度が高く高級感があります。

OPP(オーピーピー) OPPはサイド部分の引き裂きには弱いです。

軽量のパンフレット、ダイレクトメールを入れる透明封筒として代表的な材質です。
物を入れる際、両サイドが裂けやすいのでご注意ください。

■ CPP(シーピーピー)袋って?

CPP袋

CPPはOPPに比べ、両サイドが裂けにくくなっています。

CPP(シーピーピー) CPPはこんなに引っ張っても破れません。

袋として強度が有るため、カタログや商品の梱包作業をされるお客様にご利用頂いています。

CPPは低温に弱い

低温に弱いので、低温時に衝撃を加えると破れる恐れがあります。
寒冷地や氷点下でのご利用はご注意ください。

破れにくいCPP袋一覧はこちら

2種類の袋の質感や特徴をこちらの動画でもご覧いただけます。

※動画が再生されます。音量にご注意ください。

無料サンプルでも、お気軽に実際の質感をお確かめいただけます。