原反取り切りとは

■原反について

OPP袋やCPP袋の製造前の姿は、和服の反物やラップと同じように、フィルムをロール状に巻きつけた状態で写真のような形状をしており、このロール状のフィルムを【原反(げんたん)】と呼びます。

ロール状の原反

原反は、フィルムの厚みによって、巻長が決められています。※下記表参照
OPP袋やCPP袋は、必要な製品の種類ごとに使う原反を選び、加工・製造致します。

フィルムの厚み 巻長
#25(やや薄め) 4,000m巻き
#30(標準) 2,000m巻き
#40(厚口)
#50(特厚)
#60(超特厚)

■原反取り切りについて

原反取り切りとは、“経済ロット“とも呼ばれ原反を【一本丸ごと買い取る方法】を指します。 無駄なく利用できることから、製品をお安くご提供できます。

ご注文の製品に使う原反を一本丸ごとお買取り頂くことで

1.製造段階のフィルムのロスが最も少なくなる
2.原反取り切りの方が、通常よりお安くご提供出来る可能性が高い

等のメリットがあります。 同サイズの袋を長く使い続ける予定のある方や、大量注文の際にオススメです。
ただし、この場合は、数量出来高払いとなり、出来上がった枚数分全てをお買取り頂く形となります。
だいたいの予想枚数は、事前にお伝えできますが、これより多くても、少なくても、ご了承頂く形となります。


■具体的な仕上がり枚数とお支払金額について

では、2000mの原反から、何枚の袋ができるでしょうか?

例えば、#30(標準の厚み)のA4サイズ(ヨコ225×タテ310+フタ40mm)の袋の場合、
計算式はこうなります。


原反の巻長 ÷ 袋ヨコ幅 x 製造のロス率2%(仮定)

2,000m ÷ 225mm x 98% = 8,710枚

原反取り切りでの仕上がり予定枚数は8,710枚となります。
お支払金額は【単価x実際の仕上がり枚数】 となります。
OPP原反ロールのカット位置イメージ

▲原反のロールから、1枚ずつ袋を作ります。袋のヨコの長さで、枚数が決まります。



比較的リーズナブルにご提供できるお買い求め方法ですが、 下記の点をご了承の上ご注文をお願い致します。

■原反取り切りでご注文頂くと、先程の具体例のような形で仕上がり予想数をお伝えすることは可能ですが、事前に確実な製造枚数とお支払金額をお伝えすることは出来ません。 実際の仕上がり枚数と予想数に誤差が出ることも有りますので、ご注意ください。

■原反取り切りでのご購入は、発注頂いた経済ロット分(ご購入の原反数分)は一括でお買い上げ頂くことが前提となっております。